Phase4 動きはじめた吉野小(月次レポート・現場だより)

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Vol.1 奈良女子大学と旧吉野小プロジェクトの『話』

2022年に廃校となった旧吉野小学校。

吉野町の多くの人々の記憶の器である小学校を大切に残しながら、様々な人々の居心地の良い場所になる施設として生まれ変わることになりました。

この旧吉野小プロジェクトに関わる奈良女子大学の加藤研究室がプロジェクトに関する情報をまちのみなさんに発信していきます。

はじめまして!奈良女子大学です

私たちは奈良女子大学 生活環境学部 住環境学科 加藤研究室です。

大学では生活者の視点からインテリアや住宅・近隣環境・都市環境、地域環境と幅広く学んでいます。
加藤研究室は建築や住環境のデザインを専門とし、これまで数々の実践的な設計のプロジェクトを行ってきました。
メンバーは加藤亜矢子先生を中心に大学院生9名、学部生8名の計18名(2025年3月現在)です。

私たちが取り組むことは?

私たちはこれまで吉野の産業・歴史、交流施設など旧吉野小プロジェクトに活かす研究や、

吉野町を盛り上げるためのコンテンツの考案、学校家具のリデザインの検討を進めてきました。

また、奥村組のみなさんと意見交換を行うワークショップにも取り組んできました。

こちらの広報もその一環として加藤研究室の学生が制作しており、2027年の新施設オープンまで、様々な情報を発信していきます。

吉野の人の『輪』つなぎ

Part.01 奈良女子大学加藤研究室

吉野に関わる様々な人と座談会をして、吉野町や旧吉野小への思いや描く未来について語り合います。

初回は加藤研究室で旧吉野小プロジェクトのこれまでや広報紙への期待について話しました。

実際に使われるものをデザインするって難しい

入江 まずは、プロジェクトをやってきた振り返りをしたいなと思います。これまでコンテンツ班と家具班の2班に分かれて取り組んできました。それぞれの班での活動や、奥村組とのワークショップなどを振り返って楽しかったこと、印象に残っていることはありますか?

永井 私たち家具班では旧吉野小学校で実現された家具を活かして、新しい施設で使う家具のリデザインを検討しています。実際に使われる家具のデザインは初めてで、どう設計したらいいのか悩みました。使われ方や材料・ディティールなど考えることが多くて難しいですね。

入江 自分で考えたものが実際に形になることって学生時代はあまり体験できないから、旧吉野小プロジェクトを通して、そうした機会をもらえるのはいいよね。

藤原 普通は社会に出てから経験しそうなことを大学生のうちにできるのはありがたいですよね。

建築がどう使われていくのか、どんな使われ方をするというのか、まで想像を膨らませる

入江: 一方でコンテンツ班では、旧吉野小学校を中心に吉野を盛り上げていくことができるような活動やイベントを考えてきました。ワークショップで提案したコンテンツは奥村組の方に好評いただいて、実現しましょうということになったのは嬉しかったですね。山本さんはコンテンツ班に関わってきて思い出に残っていることや、自分が今後やっていきたいことなどありますか?

山本: 私は建築ができた後に、そこで実際に行われる活動に興味があります。ただ、それらを本当に実現できるものとして提案することは、思ったよりも難しかったです。

入江: 建築家は建築そのものをつくるだけじゃなくて、実際それがどう使われるかまで考えなければならないって加藤先生がよく仰っているけど、そうした実践を学生のうちからできるのはいいなと私も感じています。

この広報紙、どんなものになっていくといいかな?

入江: 永井さんは春から別の大学院に行くのでこのプロジェクトから離れることにはなるけど、今後広報紙に期待することはありますか?

永井: 広報紙は吉野町に暮らす方々に向けての発信だと思うので、これから皆さんに使ってもらう新しい旧吉野小学校に親しみを持ってもらえるように届けることが一番大事かなと思ってます。

山本: 私はこの広報紙を通じて、新しい旧吉野小学校ができていく工事の様子もお届けしたいですし、旧吉野小学校で行うコンテンツにも実際に向けて動き出しているので、そのワクワク感をうまく伝えられたらと思います。

藤原: それでいうと、こうやってリアルタイムのものをそのときの熱量で残していけるというのは広報紙ならではだと思います。オープン前から盛り上げていくことのできるエネルギーの1つになりそうですね。

山本: 旧吉野小学校が生まれ変わるまでの助走のような、いいスタートダッシュがきれる手助けとしても広報紙が働いたらいいなって思います。

プロジェクトって今どんなことしてる?

吉野町「Liqlid」が始動しました

様々な方の意見を伺うために、オンライン意見交換スペースが開設されました!

他の住民の方々の投稿や対面イベントの様子もご覧いただけますので、ぜひアクセスしてみてください。

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吉野町公式HPの本プロジェクトページが新しくなりました

公募開始から基本協定締結までのアーカイブに加え、進捗状況を確認できるページをリニューアルしました。吉野町HP「関連ページ」をご確認ください。

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「旧吉野小みんなで考える会」を開催しました

2月15・16日に旧吉野小学校で対面イベントを行い、50名の方が参加しました。

今回は奥村組のメンバーも加わり旧吉野小のこれからを話し合いました。

今後も開催していく予定なのでぜひご参加ください。

詳細はこちら

奈良女生が吉野に行ってみた!

Part.01 吉野貯木場周辺を歩いてみた

昨年10月、よしのウッドフェスを訪れ、貯木場エリアを歩くイベントに参加しました。

そこには、初めて目にする様々な景色がありました。

旧吉野小学校からスタートし、南へ少し進むと橋が現れました。この橋は水門の跡で、かつて吉野川上流から筏を流し、木材を運んでいたと知りました。

川沿いには水中貯木場があったとのことで、昔も今もたくさんの木材が集まる場所です。

その先、製材所の中の配線跡を歩いていきました。

配線は、近鉄吉野線からの引き込み線で、吉野口駅から国鉄に乗り入れ全国へ吉野材を流通していたそうです。筏から列車へと、木材輸送の歴史を垣間見ることができました。

最も印象に残った風景は、製材所の桟積みされた木材です。身長より高く積み上がった木材は、小さな建築のようにも見えました。

貯木場まちあるきを通して、林業のまちの歴史と文化を体感できました。

みなさんのお気に入りの吉野の風景はなんでしょうか

(修士1年 中村)

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