Phase1 これまでの歩み

産官学アイデアソン(2025年10月22日)

旧吉野小産官学アイデアソン
(奥村組×吉野町×奈良女子大学×Liquitous)

開催の趣旨

旧吉野小学校跡地の利活用に向けて、これまで地域住民・学生・企業・行政が様々な意見を出し合ってきました。

本アイデアソンは、それらを一度立ち止まって見返し、「事業化の糸口」と「共創の体制づくり」を目的に実施しました。

目的①:アイデアの具体化

既存のアイデアをサービス設計の視点で整理し、実現に向けた形に落とし込む。

目的②:共創体制の構築

産・官・学それぞれが継続的に関われる仕組みをつくる。

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💡 テーマ

宿泊客や施設利用者を、吉野の他の魅力(店・自然・体験)へ周遊させる仕組み/情報発信する仕組みとは?

旧吉野小学校を「吉野の新しい滞在拠点」と見立て、町全体をひとつの“体験フィールド”としてデザインすることを目指しました。

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実施概要

日時:2025年10月22日(水)13:00〜17:00

会場:奈良女子大学 佐保会館(2階ホール)

主催:奥村組・Liquitous

参加者:約30名

ファシリテーション :Liquitous

評価員:奥村組 黒瀬英俊 氏、Liquitous 栗本拓幸 氏、吉野町役場代表

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当日の流れ

13:00 開会・趣旨説明

13:30 奈良女子大学生による4班プレゼン

14:10 テーマ共有・班分け

14:30 アイデア創出ワーク

15:40 アイデア整理・発表準備

16:10 各班プレゼン+質疑応答

16:50 クロージング・講評

ルール:「独演会ではなく共創の場」「否定よりも実現を考える」「肩書よりもテーマ中心」

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5つのチームが描いた「吉野の未来」

グループ①|スポッとつながる体験ツアー

受益者: 若者・ファミリー層

課題: 来るきっかけがない、休日過ごす場所がない、交通・交流の不足

価値: スマホを置いて人とつながる“体験時間”

サービス案:

- 「スマホとりあげサービス」や現地チケットで“アナログな出会い”を促進

- 吉野山内の旅館・施設を通じて福利厚生プラン化

KPI: 再来訪率・体験者数・満足度

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グループ②|木こりアカデミー

受益者: 吉野町外の大企業

課題: 社員研修・人材育成・社会貢献の機会が少ない

価値: 森とともに学ぶ“共育”の時間

サービス案:

- 林業・製材所・森林管理体験を通じた企業研修プログラム

- “企業が森を支える”仕組みとして受講制を導入

KPI: 年間10社・延べ100人の研修参加

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グループ③|よしのしるしる

受益者: 合宿・長期滞在の団体、企業研修参加者など

課題: どこで何ができるか分からない、関わる人材が足りない

価値: 吉野の“開拓者”になる体験

サービス案:

- スポットを可視化し、訪問履歴を「しるし」として残せるアプリ

- 公用車レンタカー・ポイント制度で周遊促進

KPI: 利用者数・ポイント利用率・Liqlidコメント数

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グループ④|From Nara to Yoshino(FNTY)

受益者: 外国人観光客・移住希望者

課題: 情報の少なさ、交通アクセス・言語の壁

価値: 誰もが安心して訪れられる“多言語の吉野”

サービス案:

- 奈良市から吉野を結ぶルート案内+2言語対応マップ

- バス・観光冊子・SNSの多言語化

KPI: 外国人観光客数、多言語マップ配布数、宿泊者数

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グループ⑤|まるっと吉野でキャン・パス・ライフ

受益者: 観光客・大学生・家族

課題: 荷物が多い/キャンプ場が少ない/移動手段が限られている

価値: 手ぶらで動けて、移動で悩まない旅体験

サービス案:

- 荷物預かりスポット(旧吉野小など)+バスフリーパス

- 宿泊・温泉・キャンプをセットにした「吉野フリーパス」

KPI: リピーター率15%

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🔍 共通して見られた方向性

- 「移動」×「体験」×「交流」の三位一体構造が全班に共通

- デジタルとリアルの融合(アプリ・Liqlid・地元案内人)

- 外から来る人と中にいる人が“対話”でつながる仕組み

- 関係人口を「測る」だけでなく「育てる」構想への展開

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今後の展開

- アイデアをもとに、現在進行形で企画の具体化を検討

- Liqlid上での意見投稿・投票・コラボ提案を順次実施予定

- 2027年の新施設開業に向け、産官学が連携し、町全体の活性に寄与する取組を検討

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この日の議論は、“吉野の未来を誰と描くか”を考える原点となりました。

「公共施設をどう活かすか」ではなく、「関係をどうつくるか」。

Liqlidを通じて、これからも皆さんの声を反映していきます。

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